多重債務とは複数の金融機関から多重に借金を重ねて、自己の収入や資産では返済が困難な状態まで債務が膨らんでしまうことを言います。
昔は借金とは両親、兄弟、親戚知人に頭を下げてまで保証人をたて、書類審査を受けて初めて成立するものでした。
最近では無担保や保証人不要で、おまけに自分の口座からお金を引き出す感覚でキャッシングできるようになったこともあり、「借金をする」という心理的な抵抗感はなくなってきました。
勿論、多重債務に陥る原因はなにもクレジットで無計画に買物をしたりなどという個人の管理不足ばかりではないようです。
『友人、知人に頼まれ、安易に連帯保証人になり債務を負う』ことになったり、『失業等による生活苦、病気、事故などの予期せぬ出来事のために借金をする』なんて理由から已むを得ずという場合もあります。
昨今では悪質な『紹介屋・整理屋・買取屋等の被害に遭う』という理由も挙げられているようです。
多重債務に陥る理由はともかく、多重債務に陥らないためにクレジットの保有や利用方法、などには注意したいものです。
日頃から不意の病気は事故等にも慌てないよう余裕を持って資金計画をたてましょう。
どうしても借金が必要な場合はサラ金やクレジットに頼らず、返済計画をきちんと検討して借入れをするように心がけましょう。